恋もまさに命がけ!本当にあった花魁の恋愛に関するエピソード

華やかな印象のある花魁ですが、その恋愛には様々なエピソードが残っています。

今回は、そんな花魁の恋愛に関する実際のエピソードをいくつかご紹介します。

ハラハラ・ドキドキ!花魁の恋愛エピソード3選

花魁の身分は制限が多く、恋愛をするとしてもその道は険しいものでした。

そんな花魁の恋愛エピソードを3つご紹介します!

真実の愛を求めた花魁・小紫

真実の愛を求めた花魁・小紫

出典:シットピ

花魁・小紫は、和歌が上手で性格も大変優しく、優雅だったと言われています。

和歌が上手なことから、和歌の名人であった紫式部から名前をとり、いつからか彼女のことを小紫と呼ぶようになったそうです。

そんな小紫には、日々多くの男が通っていて、江戸一番の花魁となっていました。

その中には花魁小紫の本命、平井権現がいました。

二人は来世を誓いあうほど深い関係になっていましたが、ただの藩士である権現には、江戸一番の花魁に会うための資金を作ることは大変難しかったでしょう。

次第に遊郭にすら通えなくなり、お金に困った権現は、お金を作るために強盗や辻斬りに手を染めました。

ついには、足がついてしまい、権現は捕まって処刑されてしまいます。

小紫は、その一報を聞き、大変に嘆き悲しみました。

その後、とある権力者から条件のいい身請け話※1が持ち上がってきました。

しかし、権現と遂げられないことに絶望していた花魁・小紫は、その身請け話はただの苦痛でしかなかったのです。

悲しみにくれた花魁・小紫は、身請けされた日に、権現の墓の前で自殺したと言われています。

※1…花魁がもつ借金とプラスαのお金を支払うことで、その花魁を妻にできる。

男の一途な思いに心打たれた花魁・幾代

出典:勢蔵の世界

花魁・幾代は、花魁として吉原のトップに君臨していました。

吉原で仕事を続けていく中で、ある誠実な男に出会いました。

それは、米屋の清蔵という男です。

彼は、遊郭に通うことはできましたが、身請けできるほどのお金を持ち合わせていませんでした。

しかし、幾代は彼の一途な思いに心を打たれ、恋仲になったそうです。

10年とも言われる吉原で花魁としての勤めを終えた後、吉原を出て晴れて二人は夫婦になることができました。

それだけでは終わらず、清蔵は米屋の息子であったので、そこの米を使って餅屋を始めたそうです。

その餅屋では、焼き餅に餡をまぶした餅「幾代餅」を販売しました。

その餅は、かつて吉原でトップに君臨していた幾代が焼いていたので、「あの幾代が餅を焼いている」ということで、たちまち大繁盛になりました。

今でいうと、アイドルグループのセンターが店をやっているみたいな「会えるアイドル」でした。

そのため、二人は儲かって幸せに暮らしたとのことです。

恋ができなかった花魁・仙台高尾

出典:ウィキペディア

仙台高尾とは、仙台の遊郭内で代々受け継がれてきた有名な源氏名で、11代も続いたと言われています。

その中でも特に有名なのが、仙台の藩主であった伊達宗綱に身請けされた花魁・仙台高尾です。

この宗綱は、花魁・仙台高尾をたいそう気に入っていたそうです。

そこで、仙台高尾の雇い主は、「体重の分だけの値段をいただければ差し上げます」という条件を提示して、宗綱も了承しました。

雇い主は、ありとあらゆる装飾品を付けた結果、花魁・仙台高尾は、現在の価格にして約5億円にも登ったそうです。

しかし、宗綱はこれを承諾して、花魁・仙台高尾を身請けしたそうです。

それだけの金額を出されても花魁・仙台高尾は宗綱に靡かなかったと言われています。

理由として、宗綱は仙台高尾を自分のステータスを上げるための道具としてしか見ていなかったから、と言われています。

悲しいことに、靡く様子を見せなかった仙台高尾は、最終的には船の上で斬り殺されてしまいました。

花魁の恋愛は甘いものも苦いものもある

花魁の恋愛エピソードについてご紹介しました。

少しでも当時の花魁の恋愛について知ってもらえたらと思います。

花魁に関してもっと詳しく知りたい方はこちらも参考にしてみてくださいね。

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